仕事がない期間も給料がもらえた技術者の派遣会社

半導体関連の会社を40歳のときに辞め、職安などで仕事を探していました。前の会社ではVBAなどを用いたシステム開発を担当していました。なので、どうせなら前職の経験を活かせる仕事を希望していましたがスキル的、年齢的になかなかぴったりくるものがなく、どうしたものかと思案しているところでした。

派遣会社にたどり着く

そんな折、技術派遣の会社があることに気づきました。なんでも技術者を正社員として採用し、そこから勤務先の企業へ派遣するという会社でした。これなら派遣と言っても派遣会社の正社員として身分も保証され、ボーナスも支給されるとのことでした。 通常の会社ではなかなか年齢的にも厳しいのが現実でしたので、この際こうした派遣会社でもいいかなと気持ちが傾いてゆきました。

技術者派遣会社へ入社

調べてみるとこうした会社はいくつもあることがわかりました。今までまるで眼中になかったので、見えなかっただけだったと思います。数社ある中から、一番要求スキル的に近そうな1社を選び受けてみることにしました。面接は職安で行なわれ、少々緊張しましたが無事終了しました。

1週間ほどして、電話で連絡がきました。 雇い入れてくれそうな派遣先が見つからないので、今回は不採用という内容でした。 このとき初めて、派遣先で認められた人材のみ正社員採用するというやり方を知りました。 何だか変じゃない?と思いつつも他に良さそうなところもなく、別の派遣会社を受けてみました。 どうせダメだろうと諦め半分だったのですが、結果は以外にも合格で本採用されました。

派遣先で勤務

実はこの会社を受けた際も、やはりいろいろな派遣先にオファーを出していたようでした。その中で1社だけ私に興味を抱いてくれたところがあり、そのおかげで採用されたようでした。派遣先の会社で面接(顔合わせ)をし、晴れて正式採用となりました。その後、1週間の新人研修を行ない、遂に派遣先の会社で勤務することになりました。

派遣先は従業員が100人程度の小さな会社で、主にプリント基板などを製造している会社でした。その中で私が配属されたのは、その基板や回路を検査する治具やプログラムを開発する部署でした。結果的にそこにいたのは3か月ほどでした。

その会社は派遣社員を受け入れるのは初めてらしく、扱いに慣れていないのと派遣社員は金額的に高く、折り合いがつかなかったのが原因のようでした。こうして私は派遣会社の中で派遣先を探す待機社員となりました。

待機中も給料が出る

待機社員になる際にも、私を担当するスタッフはなぜ今回こうなったのか、今後どうしていくかといったことを丁寧に説明してくれました。次の派遣先が見つかるまで毎日営業所へ、出向き自学自習することになりました。仕事のない社員を遊ばせるわけにはいかないというのが建前でしたが、正直暇なものでした。働いているわけではないのに通常通りの給料が貰えたので、何だか申し訳ないと思いつつもありがたかったです。

しかし、なかなか次の派遣先が見つからないので、もう少し勤務エリアを広げてはと相談されました。具体的には関東、関西ではだめなのかと言われたのですが、それでは全国たらい回しにされそうな気がしたので断りました。そして私は地元の営業所に異動することになりました。待機中も給料が出るとはいえ、会社としては喜ばしいことではないので、とにかく早く派遣先を見つけるべく営業しているようでした。何となく正社員雇用の派遣会社の限界を垣間見たような気がしました。

派遣先が見つからず退職

地元に戻り、地元営業所の管轄下でいくつか派遣先の面接を受けましたが、いずれも不採用でした。その間、スタッフはみな親切で親身になって派遣先が決まるよう手伝ってくれました。これ以上ここで待機社員のまま給料も貰うわけにもいかないと思い、退職を願い出ました。

結局この会社に在籍したのは半年足らずでしたが、その間に関わったスタッフはみな親切な人たちでした。その後一般の派遣会社で働きましたが、当然派遣先がなければ給料はもらえません。その点、待機中も給料が出て、長くいればボーナスももらえるし待遇としてはよかったと感じています。ただ、待機中はやはり肩身が狭く申し訳ない気持ちになるのと、40歳も過ぎると派遣で働くのは特に厳しいことを実感しました。